イラスト:青木勉

片手で逆の手首を掴み、体の外側をストレッチします。腰部を曲げないで、胸部を側方に伸ばすように曲げます。一般的な、後ろから見て逆S字の側弯症の方は、右手で左手首を掴んでください。(なお、一部には逆に湾曲した側弯症などでこの方式が適さない方もいらっしゃいます。可能であれば、当院での指導を受けてから実施することをお奨めします。)
鉄棒などぶら下がるものがあるときは、両手でぶら下がるだけで背骨を伸ばす効果があります。電車のつり革やぶら下がり健康器などでも行えます。後ろから見て逆S字の側弯症の方は、左手でぶら下がることで、左側体幹の筋肉のストレッチになります。

反動をつけて両腕を身体に巻きつけるように回します。足を動かさず、背骨を中心軸にして回転させ、背骨をねじることを意識してください。左右にそれぞれ10回程度行ってください。
(図は斜めから見たところです。)
両手を腰に当て、頭と足を動かさずに腰を大きく円運動させます。ゆっくり左右に5〜10回転させてください。両手の親指を背骨の付け根に当てるのがコツです。

大腿の筋肉の状態を整えることで腰周りのバランスを良くし、背骨を伸ばす効果があります。両足を同時に伸ばすことで、左右の腿の硬い方に強く効きます。
正座で上体を後ろに倒し、両腿をストレッチします。慣れないうちは、大きく呼吸しながらゆっくりと倒していきましょう。無理のかからないところまで倒して、10〜30秒ほどストレッチしてください。
慣れてきたら、完全に背中を床につけるまで倒すと効果的です。
やりすぎなどにご注意ください。
不自然な痛みや辛い症状が出るようでしたら、軽めに行ってください。